EXHIBITION

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「三神 慎一朗 個展 LIGHT WEIGHT THREAD」

「光る」ということ、「浮く」ということ。
この2つは、近年の制作の中で最も関心の強い事柄であり続けました。
普段の制作では、工芸の一分野である鍛金の技法を用いて制作したオブジェや、アクリル、岩絵の具などを併用したミクストメディアの絵画作品を発表しています。 これらの作品では、具体的なモチーフを、私のイマジネーションによりデフォルメし、造形したり描画したりして、その中に、「光る」「浮く」という興味を閉じ込めてきました。
今回の展示では、私の興味をより直接的に表現したいと考え、数年前からあたためていた、糸を使ったインスタレーションを制作することにしました。 金の糸と光の組み合わせにより、クリスマスシーズンらしい、幻想的で美しい空間を作り出せればと考えています。
タイトルの「Light Weight Thread」は、今回のインスタレーションに使用する2つの素材(光と糸)で検索したときに出てきたプログラミング用語です。 2つの素材から、重さという「浮く」という概念に大きく関わる単語が現れるのが、なんとも面白いなと思い、今回の作品タイトルとしました。


会期 2018.12.5(水)-25(火) 11:00-17:00 (土曜 11:00-14:00)
閉廊 日曜日
レセプションパーティー 2018.12.21(金) 17:00〜20:00
作家サイト  HTTPS://ABOUT.ME/S.MIKAMIN




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「ALLDAY TODAY」

長谷川寛示は1990年生まれ。パンクロックやビートカルチャーから影響を受け、彫刻や平面作品を制作。仏教の哲学や精神性も作品の重要なモチーフであり、東京藝術大学大学院彫刻専攻修了後に福井県にある曹洞宗大本山永平寺にて修行。現在は僧侶として生活しながら制作活動を行っています。長谷川はリアリズムの造形を行いながらも、モチーフの表象を介入的に組み替え、自らの属する文化や社会に内在する観念・価値に疑問を投げかける極めてコンセプチュアルなスタンスで作品を制作してきました。
2014年の東京藝術大学卒業制作展出品作品(*1)が三菱地所賞美術部門賞を受賞し東京・丸の内にて展示。この作品は革製のライダースジャケットを粘土で精緻に模刻・型取りし樹脂に置き換えたものでしたが、背中には鋲(スタッズ)による卍(まんじ)が刻印されており、これに対し複数の観客から「ナチスの鉤十字(ハーケンクロイツ)では?もしくはそれを連想させる」としてクレームが入り、最終的には某企業からのクレームにより作品は会期中に撤去させられるという異例の展開となりました。(*2)
2015年の初個展は“RESEARCH & DESTROY”と題され、古来 より受け継がれてきた禅や守破離という概念を現代のユースカルチャーに照らし、時代性を意識しながら伝統的なカタチに依存することのないアティテュードの継承をテーマに掲げたものでした。

長谷川は語ります。
『作品をつくるとき、はじめは「自分」の表現を考えていましたが、次第に「自分たち」の表現なくして自分の表現はできないと気づきました。生活を取り巻く環境や人、時代について考えずして「自分」を伝えることはできないと思ったからです。その考え方を仏教では空と言うらしいと後から知りました。作品をつくることで仏教に興味を持ち、僧侶になりました。そして仏教は僕を取り巻く1つのピースになりました。
仏教は過去を形式的な儀礼とすることで文化として生き残ってきたところがあると思うんですが、本来はカタチにすることを嫌う性質と次世代に伝える為にカタチ化しなくてはならないというジレンマの中で出来上がってきたと思うんです。
本来はカタチにならないものの継承を行っているけど、カタチにしないと他者と共有することが出来ない。これって僕は美術が抱えてるものと同じだと思っていて、何か自分たちのルールの中で共有したふりは出来るんだけどそれは本来伝えたい事とは違うんじゃないか、という感じが僕はしています。』
3年ぶりの個展となる今展“ALLDAY TODAY”では、1年に 及ぶ伝統的な禅の修行生活を経たのち新たにスタートした焼き物のシリーズを展開します。是非ご高覧ください。

*1 「-汗をかく、声になる-」 FRP、ウレタン塗装、鋲 2014 *2 左旋回の卍は日本において寺院を表す地図記号。吉祥の印であるとともに仏教そのものを象徴する記号でもある。

会期 2018.9.8(土)-22(土) 11:00-17:00 月-土
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2018.9.8(土) 18:00〜20:00




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映画『大仏廻国』展

大仏廻国とは 『大仏廻国・中京編』(だいぶつかいこくちゅうきょうへん)は1934年(昭和9年)に製作・公開された枝正義郎(えだまさよしろう)監督による日本の長編劇映画であり、怪獣映画に代表される日本の特撮映画のイメージを明確に打ち出した最初期の作品とされる。
 物語は突如起き上がった愛知県の聚楽園大仏が舞台である名古屋市内を徘徊するというもので、当時の世相を反映し物語の後半には天国と地獄が登場する(その一連のシーンは一部カラーで制作されている)など奇想天外な内容となっている。しかし残念なことにフィルムが戦災によって消失してしまったため、今では鑑賞することが不可能となっている。
 その同作を公開から80年以上経過した2018年の現代に蘇らせるため、特撮ファンのクリエイターが結集。特撮映画史として最重要作品とも呼べる本作の価値を未来へ繋ぐため再定義すること、原作で描かれている生死のコンセプトが、戦争による緊張状態、三原山自殺事件などを下敷きにしている背景が今日にも通ずると考え今回の復活企画が立ち上がった。
 枝正義郎の孫である佛原和義(ぶつはらかずよし)氏の承認、協力を得て当時の最先端技術を駆使した原作へのリスペクトを中心に現代の表現を用い、自主制作映画としてリメイク版を制作。名優・宝田明など特撮映画史的にも重要なキャスト陣が出演する。映画『大仏廻国』は2018年12月15日公開予定。

枝正義郎とは
枝正義郎は1888年(明治21年)広島県生まれのカメラマン、映画監督。「特撮の神様」で知られる円谷英二などの秀でた映画人を輩出したことで有名。
当時海外の映画とのクオリティ差が激しかった邦画の水準を底上げするため多くの技術開発に取り組み、トリック撮影の名手として知られた技術肌の表現者であったとされる。
主な代表作として1918年『哀の曲』、1928年『坂本龍馬』、1934年『大仏廻国・中京編』などがある。

本展覧会について
 映画『大仏廻国』の制作に併せて「大仏廻国展」を開催。高橋ヨシキ氏制作によるポスター、浅井拓馬によるコンセプトアート群、米山啓介制作の劇中3Dデータを出力した大仏像の展示に加え、枝正義郎監督作品として唯一現存する映画『坂本龍馬』の映像展示、そして今回の映画制作を発端に発見された幻の映画スチール写真(『西遊記』や『哀の曲』、タイトル不明の作品など)や、枝正と円谷が一緒に映る貴重写真など歴史的価値の高い資料を初公開する。(佛原和義氏提供)

「今回の新作映画や展覧会で、尊敬する枝正監督の偉業やこの知られざる原作がたくさんの方々に周知されていただければと思います。そして、願わくばフィルムの発見も・・・。
本展覧会を是非ご高覧頂き、そして現代版の映画『大仏廻国』、ご期待下さい!!」(監督・横川寛人)

会期 2018.8.11(土)-25(土) 11:00-17:00 月-土
閉廊 日曜日
監督 : 横川寛人
展覧会キュレーター : 浅井拓馬
協賛 : 株式会社TENGA




The Great Buddha Arrival The Original is a Japanese full-length movie made and released in 1934 (Showa 9) by Edamasa Yoshiro. It is one of the earliest Japanese “Tokusatsu (special effects)” movies, which is exemplified by “Kaiju (monster)” movies. These films established and spread the image of Tokusatsu movies.

In the film, the Shurakuen Buddha statue, located in Aichi, suddenly sprang to his feet and wandered around Nagoya city. This story becomes ever-stranger when Heaven and Hell appear later in the film. The original sequence was made using color film, but was unfortunately destroyed during World War II.

In 2018, more than 80 years after the original debut, notable film makers/Tokusatsu fans came together to reproduce the film. They were eager to redefine the original film, which is widely regarded as the most important in the history of Tokusatsu, and to share its value with the future audiences. A lot of themes from the original story are also common today; the idea of life and death, the tension of the war, and the story of the Miharayma Sucides incident in 1933.

The creators acquired approval from Mr. Butsuhara Kazuyoshi, Yoshiro's grandson, to remake an independently produced movie. They combined contemporary themes with old-school special effects which had been highly advanced at the time in order to show their respect to the original film. The film includes prolific actors from the Tokusatsu genre, such as Takada Akira. The Great Buddha Arrival will be released on December 15, 2018.

About Edamasa Yoshiro
Edamasa Yoshiro was a videographer and film maker born in Hiroshima in 1888 ( Meiji 21). He is well known for producing nurturing great film creators such as Tsuburaya Eiji, who is called “The God of Tokusatsu “. Edamasa devoted himself to developing technology to improve the quality of Japanese films, which were considered inferior to foreign ones. He earned his reputation as an artist with technical skills and as an expert of Trick Filming. His notable works include Ai no Kyoku (1918), Sakamoto Ryoma (1928) , and The Great Buddha Arrival The Original (1938).

About this Exhibition
The Great Buddha Arrival 2018 Exhibition is held along with the creation of the Great Buddha Arrival. posters by Takahashi Yoshiki, conceptual art works by Asai Takuma, Buddhist statues made from 3D data in the movie by Yoneyama Keisuke,
In addition, many precious materials are shown for the first time, courtesy of Mr. Butsuhara Kazuyoshi (still photos discovered recently).

“ We hope that more and more people will have opportunities to know the original film and great works of Mr. Edamasa, who I respect, through our new film and exhibition. And it would be great the original film happens to be discovered... Please enjoy this exhibition and look forward our new the Great Buddha Arrival.”
(Director Yokokawa Hiroto)


THE GREAT BUDDHA ARRIVAL 2018 EXHIBITION
August 11(Sat) - 25 (Sat), 2018
11:00 - 17:00 Closed Sundays
Directed by Yokokawa Hiroto
Exhibition curated by Asai Takuma
Sponsored by TENGA Inc.





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吉田朗「play with soft toys」cut & paste,attach LED neon and polyhedra

吉田朗(1976年生まれ、多摩美術大学卒業)は主にFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を素材とした 立体にエアブラシで繊細なペイントを施し、ポップなヴィジュアルに見える作品に現代社会が抱える問題や 矛盾を風刺的に表現してきました。個展やグループ展で作品を発表する一方、香港の地下鉄・MTRの駅構内に 設置されるパブリックアートの制作や、日本一の宝くじ売り場・西銀座チャンスセンターの「宝猫」など 親しみやすい作品の制作も行ってきています。

制作にあたり、吉田は作品が自分とかけ離れた物ではなく、自身にとってリアリティのある物とする ことを大切にしています。東日本大震災以降、作家は作品に対する社会性の取り込み方に変化があったと言います。

「自分は社会的な視点で作品を作ろうとしているが、実はそれは社会に還元するためではなく、 自分の作品を現代美術風にするために社会的事象を利用しているだけで、社会に対する還元がないのではないか?」

そこで、近年は作品からあえて社会性を弱め、ぱっと見のビジュアルや立体の形といった造形性 そのものを追求する方向へシフトしつつあります。作品の表面にエアブラシで施す絵柄でテーマを 表現するよりも、形そのものに現代性を持たせる方が今の自分自身に合い、見てくださる方々にも より自分の感覚をストレートに訴えかけることが出来ると考えたからです。

本展で出品するのは全て、その流れの中で制作された実験的な作品です。 ぬいぐるみなどの子供向けの おもちゃを作品のベースとして使い、その上に直接ポリエステル樹脂を塗り込み、物(おもちゃ)本来が 持つ機能性を一度奪ってからプラスチックへと加工しています。さらに立体的なcut&pasteを行ったり、 LEDネオンなどを組み合わせたりして新たな物(作品)へと再構成するという 過程を経て制作されました。

「作品の中に現代性を求める為に、何かをゼロから無理に制作するよりも、現代性があると自分が感じるもの (今回は既成のおもちゃ)を作品の起点にしても良いと考えた。」と言います。

本展のために制作された未発表作品4点により展示を構成する予定です。是非ご高覧ください。


会期 2018.7.7(土) – 7.27(木)11:00–17:00
閉廊 土曜日
オープニングレセプション 2018.7.7(土) 18:00〜20:00
協力:ユカリアート





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「林春薫展」

歴史を描く
私は林家の初孫、長女として生まれた。物心ついたときから、家の壁にはたくさんの芸術作品が飾られていて、幼い頃から100色のクレヨンで絵を描いていた。 そんな私の生き方は、曽祖父 林唯一に大きな影響を受けている。唯一は大正昭和に活躍した挿絵画家で、少女の友や少年倶楽部の表紙絵を担当するなど、当時の売れっ子画家だった。私は曽祖父のことを知るたびに、彼の生きた昭和に魅せられた。曽祖父の描く少女の絵は、私に似ていた。私は少女の友に出てくる女の子になりたくて、母に絵に出てくるようなワンピースを作ってもらって着るようになった。

大東亜戦争が始まると、曽祖父は従軍画家として、ラバウルへ出征した。曽祖父の描いた戦場でのスケッチを見て、私は次第に「絵画」と「戦争」に関心を持つようになった。中高時代は、絵を描く一方で歴史の勉強に没頭した。高校3年間で世界史の教科書を元に23冊の絵本を作った。複雑な情報をビジュアル化することが得意になった。その甲斐あって、大学は芸大の芸術学科に現役合格した。

大学時代は美術の研究をする中で、曽祖父の生きた大日本帝国時代の美術と、当時の日本の美術とどこか似た空気を感じる朝鮮民主主義人民共和国の美術に関心をもった。朝鮮語を習得し、情報の少ない北朝鮮美術の研究を始めた。

大学卒業後は、高校時代に培った、複雑な情報をビジュアル化する技術を生かして、塾の先生となった。就職先の会社でテレビ番組に出演し、「お絵かき先生」として小・中学生に国語をわかりやすく解説した。また、独特な板書を活かして中学生向けに歴史と公民の学習参考書を出版した。 現在は、フリーランスの挿絵画家として活動をする一方で、朝鮮半島情勢を中心に関心のあるニュースを新聞スクラップして、それを題材にした絵やコラージュで表現することがライフワークになっている。

私が芸大に受かった2011年はアラブの春、東日本大震災、911から10年、金正日の死などいろいろなことが起こった年で、現在の国際情勢が、高校で学んだ歴史の延長線上に続いていることに面白みを感じた。2018年も同様に歴史に刻まれる年になると思う。関心のある歴史を掘り下げるだけでなく、いずれ新たな歴史の1ページとなる現在の出来事にも目を向け、自らの表現で発信していきたい。


林春薫
1992年 鎌倉市出身
2011年 私立聖園女学院高等学校卒業
    東京藝術大学美術学部芸術学科入学
2015年 東京藝術大学美術学部芸術学科日本東洋美術史研究室卒業
2015年 テレビ東京『合格モーニング!』火曜日レギュラー出演(~2016)
2018年 中学生向け社会科参考書出版


会期 2018.6.13(土) – 6.22(木)11:00–17:00
閉廊 土曜日
オープニングレセプション 2018.6.10(日) 16:00〜20:00





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「Michinori Maru」

丸倫徳は1978年生まれ。神奈川県藤沢市出身のアーティスト、ペインター。
現在、藤沢と徳島の2拠点にて活動中。

多摩美術大学絵画学部油画科卒業後ライブペインティングの制作を開始。
ペインティング、ドローイング、壁画、サインペイントなどの表現メディアを用い、ストリート、ギャラリー、店舗、ビーチなど国内外を問わずどこにでも出向いて制作。 旅の足跡を残しながら、時にサイトスペシフィックな制作活動を行っています。
逗子海岸映画祭の中心メンバーとして多くのアートワークを手がけ、フットウェアメーカーKEENのアンバサダーでもあります。

2014年話題となった、解体前のビルをアート空間に変えるBCTIONに参加。
2017年レタリングの本『チョーク&デザイン』(三才ブックス)を出版。
2018年TRUNK(渋谷),Turn Table(渋谷)とのコミッションワーク制作。
また六本木アートナイト2018(5/26,27)では屋外にてライブペインティングを行う予定です。

旅とともに生活/制作する丸の作品は、写真に記録されるような実際の景色と、自らの記憶、体感した空気との間に横たわる『ズレ』のようなものを、絵画という媒体に描き起こして行くことで成立しています。録音された音源を素材としたミックスの実験により新しい音楽/音響が生み出されるように、丸の絵は『ズレ』の振幅の調整/調合により現れてくる新しい風景と言えるかもしれません。
今回のHIROUMIでの個展『MS』では、滞在制作を行いながら、南千住・三ノ輪という土地からインスパイアされた作品をギャラリーの壁に描いて行きます。
是非ご高覧ください。


会期 2018.5.12(土)-25(金) 11:00-17:00
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2018.5.12(土) 17:30-20:00


作家公式サイト  http://www.michinorimaru.net/





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「藤崎了一 – Meltism」」

藤崎了一の作品は、石膏吹き付けによるオブジェ群、マーブリング的な手法を撮影して得られた静止画と動画の映像作品、家具を壊していくパフォーマンス…などその素材、技法、スタイルが多岐に渡ります。
それらの作品は一貫して自らの身体感覚の反映と、偶発的な現象を作品に取り込むというプロセスから成立しています。
それは ”人為的なエネルギーの多様性、素材の持つ物理学的なエネルギーとその特性から生じるイレギュラーなエネルギー”(「Vector of Energy」2016, the three konohana,プレスリリースより)、からなる複数のエネルギーベクトルの場に立ち上がる作品です。
藤崎の作品は素材への執着や人為的な意図、言わば明確な"個(=作家自身)“からスタートします。しかし同時に作者によって創出された表現(=虚構)から逃れ、いかにして予定調和的に囲われていない生き生きとした表現にたどり着くかという実験のような方法が展開されてゆくことにより、自我と世界は対立せず、双方に開かれ関係し合う構造を表しているように見えます。
そしてその現れは何故か、生命あるいは宇宙的な、それも未分化で原初的なイメージを強く喚起させるのです。
今回の個展"Meltism"は、形態、素材が溶けて変容する様を作品化した藤崎の新たな試みとなります。そこでは形態の流動とともに、鏡面塗装により焦点の定まらない / 多視点の視覚体験からくる絶え間ない意識の流動、変貌のための彫刻空間が展開されます。
是非ご高覧ください。


会期 2018.3.10(土) – 3.30(金) 11:00-17:00
※初日の3.10(土)のみ15:00オープン
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2018.3.10(土) 18:00-20:00


藤崎 了一
1975 大阪府生まれ
2003 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了

[個展]
2016 “Gallerist’s Eye #2 "Vector of Energy” the three konohana (大阪)
2015 “ADDICT” CC4441 THE GALLERY(東京)

[主なグループ展]
2016 “ART PROMENADE 2016” 千里朝日阪急ビル(大阪)
2015 “記録と記憶|transcripts/ memories” KANA KAWANISHI GALLERY(東京)
    “ADDICT” island MEDIUM(東京)
    “ADDICT” 西武渋谷オルタナティブスペース(東京)
2014 “SANDWICH l ANTEROOM展” ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5(京都)

藤崎了一 WEB:http://rfujisaking.com



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「益田芳樹 個展」

益田芳樹は仏像・文化財の保存修復を通じて古典に触れることで高めた技術や精神性を自身の作品に昇華し、また国産檜(ひのき)の特性を活かしながら、漆や岩絵具など伝統的な素材を用いて日本的モチーフと造形美を再構築します。 「現代の忙しさや慌ただしさ中で、ものを大事にする心も薄れてきているように感じます。しかし日本人の心の中には本来物を大事にする心があったはずです。物を愛で、ゆっくりと楽しむことは、人々が求める心の安らぎや癒しになると思います。そんな作品を作っていきたいと考えています。」 今回の個展では、先人たちの知恵と美意識を継承し、現代の感性を合わせ制作された作品を発表します。
ぜひご高覧ください。

会期 2018.1.19(金) - 29(月)11:00 - 17:00
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2017.1.20(土) 18:00〜20:00
※1/20(土),27(土) 作家在廊予定。他在廊日は作家にお問い合わせ下さい。

益田芳樹
1975年 東京都生まれ彫刻家・仏師・文化財修復士東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学彫刻研究室 非常勤講師
2004年 東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学彫刻博士課程 修了 博士(文化財)号取得2010年 株式会社ほうじゅ彫刻工房設立

主な活動歴
2017年 個展「益田芳樹木彫展」(高島屋/横浜)個展「益田芳樹彫刻展」(日本橋三越本店)
2016年 個展「益田芳樹木彫展」(高島屋/東京・大阪・京都・名古屋)
2014年 個展「益田芳樹彫刻展」(銀座/靖山画廊)
2013年 「覚の会」木彫×日本画(銀座/靖山画廊)
2012年 「日本の室礼:吉祥のかたち展」(心斎橋大丸)

他、個展、グループ展出品多数。また仏像制作に関する出版、TV出演、講演会等 幅広く活動する。



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「Hogalee – Snapshot」

女性、特に都心を中心として生活する「オンナノコ」は、男性にはない感度で現代社会を映し適応して来た。そして、その記録はプライベート写真として、様々な人によってSNSに投稿、公開されている。
プライベート写真は個人の思い出の記録であったが、70年代にプライベートを題材とした写真作品が評価され、90年代にはファッション広告として取り入れらるようになる。広告キャンペーンとして若者が集う場所や通りに貼り出され、その新たな魅力にポスターを盗む者も現れた。そして、ストリートカルチャーの成熟と歩みを共にしながら、現在SNSで公開されている写真の流れに影響を与えている。

「Snapshot」展は、そのような「オンナノコ」を現代の鏡として、数多くのオンナノコをポップかつシンプルな線で描いて来たHogaleeにとって、より現代に焦点を当てたものとなっている。

メインとなる作品は今までの平面的な表現に写真のテイストを加えて描くことによって空間の矛盾を生み出し、プライベート写真を彷彿とさせるビジュアルとなっている。本展では、それをプリントアウトしたポスタージャック、マスキングテープを利用した壁画の要素を取り込むことで、内と外の境界線を曖昧にし、空間に囚われない広がりを意識した作品群を展示する。
この機会に新たに展開されるHogaleeの表現を是非ご高覧ください。


会期 2017.12.2(土) – 12.23(土)11:00–17:00
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2017.12.2 18:00〜20:00

Hogalee WEB:http://hogalee.com



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「Ryotaro Abe – LSS」

「拗ねる夜に繋がり続ける景色 《 LSS 》」 
阿部亮太郎はこれまで、石で出来たスケートボードデッキのシリーズや、メッセージとしての文字そのものが立体化した作品など、石彫を視覚的に軽く見せたり、薄く表すことを考慮して制作してきました。
ストリートカルチャーの具体的なアイコンをモチーフとしながらも、この彫刻的、形態的な興味=軽さ、薄さ、2次元性への一貫したアプローチにより、阿部の作品は常に抽象彫刻として成立しているように見えます。
今回の展覧会では、( LSS = Life・line…Sculpture Series )とサブタイトルをつけ、“線”をモチーフとした新しい作品が展開されます。
ドローイングとして“線・line”に置き換えられた彫刻・物体は、形態が維持できる限界まで量が取り除かれることにより、素材の持つ重厚感から軽やかに解放されています。しかし同時にミニマムな量であるがゆえに、私たち観る者を素材そのものの質感、大理石の粒子にまでひきつける稀有な石彫作品として存在しています。本個展は阿部による“石彫の浮遊感”の可能性を見出そうとする試みです。
是非ご高覧下さい。

会期 2017.9.16(土) – 10.6(金)11:00–17:00
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2017.9.16 18:00〜20:00

Ryotaro Abe WEB:http://ryotaroabe.tumblr.com



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「Emu Yanagihara – Forest of Self Responsibility」

「柳原絵夢 Forest of Self Responsibility」  
柳原絵夢は東京藝術大学で彫刻を学び、視覚的なイメージだけでなく、体験、体感することによってもたらされる変性意識状態を経た対象の認識をテーマとし、金属、鋳造、レリーフ、インスタレーション作品を発表してきました。
柳原は、日常の意識とは異なる非線形の意識状態が、私たちの地球や宇宙との関わり方、また人間関係、コミュニティーにおいても新たな倫理的・社会的な洞察をもたらしてくれると考えています。
作家は、掌に納まるサイズの作品から、建築としての機能を生かした施設としての作品まで手がけていますが、後者は『アプリュス』という場として、長期プロジェクトやワークショップを開催し、アートを介したコミニケーションを通してアーティストが社会に適応・還元できるインキュベーションづくりを社会彫刻と捉えた作品です。
これは金属を使って作品制作をする際のプロセスが、街のスタイルや建物の条件に合わせ構想を練りながら場をつくることと同じであるという作家の考えに基づいています。
今回の展示では、アプリュスの出発点である南千住で毎年行っているワークショッププログラムとの関連作品となる、身近な素材が空間の中で変容するインスタレーション作品を発表します。是非ご高覧下さい。

会期 2017.7.29(土) – 8.10(木)11:00–17:00
閉廊 日曜日
オープニングレセプション 2017.7.29 18:00〜20:00



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「Yuya Yata – Exercise for dislocation」

「矢田遊也 脱臼のためのエクササイズ」
矢田遊也は彫刻表現を基盤に、写真、映像、サウンド、コラージュなどの実験的な作品を制作してきました。それらはいずれも「モノの転用」、新たな関係性を可能にする「配置」や「リズム」を基調として表現されています。

作家の初個展となる本展覧会『Exercise for dislocation–脱臼のためのエクササイズ』では、自身の生活する東京の路上や空き地で見つけた、廃材やモノの断片を素材とした彫刻群を発表します。

メイン作品である『Revenant of plants 植物の亡霊』は、かつて机としてひとつのまとまりを持っていた4本の脚をそれぞれに解体、分離、加工を施し、異なる可能性や価値に開かれた作品として展示されます。

一見、雑然と配置されたオブジェクト群は、積極的な意味付けを拒むかのような印象を観る者に与えます。しかし完全な無意味に陥ることなく、かろうじて意味を繫ぎ止める、弱い関係性の糸を張り巡らせた思考空間を構築しています。是非ご高覧下さい。

会期 2017.6.10(土)〜 6.30(金) 11:00〜17:00 月–土

閉廊 日曜日

オープニングレセプション 2017.6.10 18:00〜20:00



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「Takuma Asai – 100Billion Trillion 7 Hundred Thousand Million 10 Trillion 1102 and a Half」

「浅井拓馬 – 1000億兆7百千万10兆1102年と半年」
一般的に想起される「怪獣」のイメージは、特撮で描かれる「ゴジラ」などのキャラクター。その存在を、ブラウン管を通して一目見た幼少の頃から、周囲の無関心を横目に、浅井の「怪獣」への偏愛がはじまりました。

どうすれば「怪獣」の魅力を周囲に伝えられるか。そもそも、その魅力とはなんなのか。

ペンや粘土での造形模写を続けながら、自問自答を繰り返す過程で、美術という領域で「怪獣」を表現することに、答えに近づく何かがあると考え、東京芸術大学彫刻科へ進学します。

「怪獣」という対象に肉薄すべく制作を続けた在学中の6年間を通して、作品ごとに明確なテーマを設けた作品作りではなく、日々変化する生活の中で、呼吸をするように自身が描いた「怪獣」たちに、その魅力が隠れていると気付きました。
今回の個展「1000億兆7百千万10兆1102年と半年」は、40点を超える個性ある「怪獣」たちのドローイング作品展示に加えて、作品から発せられる空気をより体感頂くため、ギャラリー内での滞在制作も行います。
是非、ご高覧ください。

会期 2017.5.13(土)〜 6.2(金) 11:00〜17:00 月–土
閉廊 日曜日

オープニングレセプション  2017.5.13 18:00〜20:00



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「Tsuneyoshi NOBATA Where from Where to」2017.4.15 – 5.5

「野畑常義 どこからどこへ – Tsuneyoshi NOBATA Where from Where to」
野畑常義は1977年生まれ。東京芸術大学で彫刻を学び、自身の周りの風景をはじめ様々な媒体から採取されたイメージをモチーフに、彫塑と日用素材のミックスによる表現を行ってきました。2015年、新宿眼科画廊での個展『PINK & BLUES』では、戦後の日本映画から役者の表情を引用、デフォルメし、不条理な生の中での葛藤やユーモア、反骨精神にあふれた顔を持つ半具象彫刻群を発表しています。

野畑は幼少のころ神奈川県のニュータウンで育ちました。人工的に区画整備された真新しい住宅街になじめず、ニュータウンの境界を越えてまだ造成の進んでいない農村風景の中に頻繁に遊びに行ったと言います。「その境界付近に一体の古ぼけたお地蔵さんがあって頭がない。頭の代わりに石が乗せてあった。日常から未知の異界への入り口に立つ門番のようで、いつもこの像に挨拶をしてあちら側へ入って行き、また帰ってきた。自分にとってとても重要な彫刻」であると語ります。

今回の個展 『どこからどこへ』では、この彫刻的原体験から着想し、独自にブレンドした粘土素材により制作された作品、『〈 擬 〉石像- fake stone statue-』シリーズを発表します。是非ご高覧下さい。

会期
2017.4.15(土)〜 5.5(金) 11:00〜17:00 月–土
閉廊 日曜日

オープニングレセプション
2017.4.15 17:00〜20:00



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「Yoshi Takahashi Retrospective」 2017.2.10 – 2.31

「高橋義治 回顧展 – Yoshi Takahashi Retrospective」
1943年東京生まれ。東京芸術大学卒業後、ドイツに渡りミュンヘン芸術アカデミー (Academy of Fine Arts, Munich)で西洋絵画について学びます。オーストリア中北部ザル ツブルクで開催されたコンクールで最優秀賞を受賞した際に、近代オーストリアを代表する画家 オスカ一・ココシュ力の目にとまりGalerie WeIzで作品を発表。亡くなる1998年までにョーロッ パを中心に日本、アメリ力で計130回ほど作品を発表しました。高橋の銅版画は赤・黄・青の3 版の組み合わせのみで独自の多色刷りの技法を開発し、水彩画のような色の調和を生み出しまし た。作家活動だけでなくミュンヘン芸術アカデミニサンツブルグカレッジなどで教鞭を,3、るい ました。日本で高橋の活躍はあまり知られていませんが、拠点としたドイツでは広く知られ “Yoshi Talくahashi門と多くの人に親しまれました。この機会に是非、彼が作り上げた功績をご 覧いただければと思います。

会期:2/10(金)〜3/3(金)11:00 〜17:00 ※土曜日は11:00 〜15:00
※都合により4/10ぐらいまで、会期を延長しています。
閉廊:日曜



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「STAND ALONE - GROUP EXHIBITION」 2016.5.7 - 5.28

STAND ALONE展
会期:5/7(土)〜5/28(土)10:00 〜18:00 ※土曜日は10:00 〜13:00
休館日:日曜・月曜
オープニング・レセプション:5/7(土)17:00 〜
※会場での作品撮影は都合によりご遠慮ください。

参加作家:相澤安嗣志、秋山拓、浅井拓馬、伊藤雄基、奥西希生、上田勝(END) 、田中優太、野畑常義 、灰原愛、平川智章(POLYTERON)、藤元明、Hogalee、益田芳樹、三神慎一朗、宮川貴光、柳原絵夢、矢田遊也 デザイン協力:今村圭佑